ちっぽけな幸せを君に
 そんな事を続けていれば必然的に、どこの街にもいる達の悪い連中から目をつけられる。


 五、六人の男に囲まれた俺は成す術もなく袋だたきにされて意識を失った。


 『どないしてん?』






 綾香……怒ってるだろうな――



 歌菜……ごめんな――



 流歌――



 今どこにいる?



 何してる?



 流歌の謳……



 聴きたいよ――



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