ちっぽけな幸せを君に
あっという間に一週間が経ち、俺の初仕事の日が来た。
「ま、そんなに難しく考えんでええから楽しんで来いや」
原田はそう言って俺の背中を叩いて送り出した。
待ち合わせ場所に着いたのは時間より30分も早かった。
待たせるよりはいいか、などと考えながら俺は目印の白いハンカチを右手に持った。ちなみにこの目印は毎回違うらしい。
「あの……かずきさんですか?」
「ま、そんなに難しく考えんでええから楽しんで来いや」
原田はそう言って俺の背中を叩いて送り出した。
待ち合わせ場所に着いたのは時間より30分も早かった。
待たせるよりはいいか、などと考えながら俺は目印の白いハンカチを右手に持った。ちなみにこの目印は毎回違うらしい。
「あの……かずきさんですか?」