ちっぽけな幸せを君に
 「眼鏡はそんなに重要なのか?」


 「もちろん!!私の心の壁なんだから」


 そう言いながは流歌は鼻を膨らませた。




 そうだな――


 もう逃げるのはやめにしよう……


 一年前とは――


 あの頃とは違うんだから


 俺はもう一人じゃない


 こんなにも愛しくて


 何よりも大切な流歌がいる


 流歌がいてくれる――


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