*GAME*


「さっきの悲鳴は
女の子達が、伺怨が見られて!
ってコトで騒いでたの」
うんうん…
と頷くあたしに、話を進める木葉。


「でも、1年トキに
伺怨が女の子達に“ギャーギャーうっさいのキライ…”とか……
“告ってくんのウザイ”だとか言っちゃいまして――…」

ありゃ…
ちょいとそれはヒドくないですか?
伺怨さん………


なんて、心のツッコミは、置いといて……
木葉の話に耳を傾ける……

「あたしもさー
伺怨は即、女の子達に嫌われたのかと思ったらんだけど―…
逆にそのクールさが女子にモテたらしく…さらにモテて
今は隠れファンが続出中(笑)」




……………




「ャバッ!!
なにそれ!!」

あの顔は、勿論モテるよなー……



「納得納得……」

「で、
笑えるのが、伺怨はみんな諦めたと思ってるんだょねー」
「ぢゃあ何!?
クールながらの天然ですか!!?」

「いぇす」
木葉はニッコリ不気味な笑顔をあたしに見せた……

「そりゃーあ
モテる訳だ……」




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