グラウンドの彼




もしかして……


「梓ちゃんて、陸斗くんのこと気になってたりする?」



「……」



なんとなくそう思った。



「なんでそう思うの?」



あの梓ちゃんがばっさりと否定しないなんて。


もしかしてホントに?


「いゃ、なんとなく……。梓ちゃんが男の子のこと褒めるとか珍しいし。ぅん、ホントなんとなく、です」



「……ふーん」











< 105 / 123 >

この作品をシェア

pagetop