グラウンドの彼




机が並んでて、コンクールの締め切りが近いから皆必死で描いてる。



必死って言っても、
結構和やかな雰囲気で、筆をきちんと動かしながら


「昨日のテレビ見た?」

とか

「貸したCDどうだった?」

とか色んな話が飛び交っている。



そして私もコンクールが近いのは例外じゃないから急いで用意をし始める。



でも私には急いでても
欠かせないことが一つあった。






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