彼氏はホスト
あたりまえだけどなんだかそれがとても虚しく感じて、薫が手の届かない人だって思い知らされる。




「本当なにもないでしょ‥テレビでもつけようか?」


「そうだね。」



それからしばらくしても変化はなかった。ただ会話をしているだけ。



「喉渇かない?シャンパンでものむ?」


「シャンパンなんてあるの〜?飲みたい!」



グラスに二人分のシャンパンを注いで乾杯をした。


「これはまぁまぁ安いシャンパンだけど、けっこう美味しくない?」



「ん、おいし〜い」



シャンパンなんて初めて飲んだ
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