彼氏はホスト
「じゃあ駅まで送ってくよ」

薫は駅まで私を送ると電車がくるギリギリまで一緒にいてくれた。


お客さんに見られるかもしれないのにもかかわらず‥

そんな些細な優しさが本当に嬉しかった。

彼氏と別れたばかりで寂しさを感じてた私には少しの優しさでも本当に身に染みたんだ。


例えそれが営業だとわかってても‥ね。




「じゃあまたあした!」


「うん、またね!」



< 42 / 88 >

この作品をシェア

pagetop