彼氏はホスト

第10章§本カノ

「私、そろそろ帰らなきゃ‥」


「駅まで送ってくよ☆次はいつ会えそう?」




「ん〜、いつでも大丈夫だよ。仕事ない日なら」


「そっかぁ。まぁ俺はいつでも暇だからさ(笑)あっあと合鍵渡すよ」



「えっ?合鍵?」


「実は同期のやつが今月末くらいに引っ越すんだよ〜だから俺ひとりになるんだ。だからこれからはいつでも来ていいよ」



「本当?嬉しい。ありがと☆でも、それって、一緒に暮らしてもいいってこと?」



「もちろん。かまわないよ。いつでもおいで☆」




なんで私なんかにここまで優しくしてくれるんだろう‥店にはあれから一度も行ってないし理由がわからなかった。


私を彼女にする利点ってある?




「‥でも、私、店にはあれから行ってないし、行けないし‥」



「わかってる。べつに店来なくてもいいんだよ☆来なくてもこれからはいつでも会えるじゃん。」



「うんっ☆ありがと」


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