Replicant・Lover's-L No.4
妄想は広がり、ぼくは頭の中で黒い方の子を凌辱しながら、自慰をした。

自らの手が体液で汚れると、興奮していた頭は急速に冷め、虚しさと罪悪感が残る。

電話を切る前の彼女の声が思い出される、

「絶対、絶対、絶対浮気はダメだからね!!」

いや……、でも……これは、浮気じゃないはずだ。


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