Replicant・Lover's-L No.4
唇を撫で終えるか否かくらいで、

突然、それまで閉じられていた目が開き、

「うわっ、ごめんなさいっ」

と、ぼくは慌てて手を引いた。

けれど、彼はそれには無反応で、

「この度は『Replicant・Lover's-L No.4 MAO☆』をお買い上げいただきありがとうございます」

こう告げた。
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