Replicant・Lover's-L No.4
思ったよりも低い声だった。いや、ぼくの頭の中では、この子は女の子だったからだ。

それに、片言ではなく流暢に喋るけれど、声に心が籠っていない。とても冷たい感じがする。

眠そうに半分開けられた瞳は、赤色。とても人間のそれではない。

カラーコンタクトみたいで、ちょっと気持ちが悪い。

少しがっかりだ。
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