神と人間と使い魔の伝説
その火球を飛ばした者は先程まで探していた人物だった

「エ…レン」

「早く逃げるよ!!」

エレンはルカの手を乱暴に掴み走る

ルカは走りながら後ろを見ると《それ》は奇妙にうごめいていたが、怯んだ様子はなかった

【…グギ…グギギ】

「…っ!!!」

奇妙は《声》が頭に響き慌てて前を見る

早く逃げたい、こんなところには居たくない…




【ギギ…イタ………アルジ……ク】














「はぁはぁ、ここまで逃げりゃあ安心だろ」

「…うん」

二人は中庭に居た

息を切らし、互いの安全を確認した。

「あり…がとう…」

ルカはエレンに礼を言った

エレンはニコリと笑い、周囲を見た

「寮に行きたくても、行くためにまたあそこを通らないといけない…ハァ」

エレンは独り言をぶつぶつ言いため息をつく

ルカは先程の事が頭から離れず放心状態だった
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