spiral"alive"
俺の返事に満足したのか、乃木は笑って手を離した。
「最初っからそう言っとけば良かったんだよ。あ、手錠は寝てる時以外外れねーから。
じゃあ、ソイツ宜しく。」
乃木はアッサリと、廊下を歩いて行った。
「…。」
「右京、大丈夫か?」
寿命が縮まった
今俺は、プライドと自由を天秤に賭けられ
プライドを取ってしまった…
「乃木の野郎良い案があるって言ってたけど、まさか右京だったなんて…。」
「…?コイツの存在知ってたのか?」
さっきから一言も喋らない、佐藤陸斗。
「コイツは、今朝星組に入学してきて
校内一能力値保持者候補なんだ。」