spiral"alive"
葉さんは漫画を隣に置く。
「けどアイツにはまだまだ分からない感情があるのも当たり前だ。
ヤキモチも、きっとアイツは正体に気付いてない。
けどな、悠里。」
葉さんと目が合う。
葉さんは、何の疑いもなく言い放った。
「ヤキモチ妬かねー男なんて、いねぇよ。」
「えっ?」
それは…どういう事?
「前にさ、ここで昼寝してたら右京がいきなり来たんだよ。何かと思ったら部屋を散らかし始めたんだ。」