spiral"alive"
「美優、どうしたの?」
「…華。」
二階 子供部屋
美優の目の前にいるのは、大切な幼なじみ。
「さっきからずっとしかめっ面して…何か嫌な事が…ーー!」
華の言葉の途中で
美優は側に落ちていた玩具の剣を突きつけた。
「本っ当、不愉快だわ。」
「み、ゆ…?」
「黙りなさい。」美優は華に冷たい視線を向ける。
「まさか、華の姿で私の前に現れるなんてね。あの餓鬼、こんな事して無事にすむと思ってるのかしら?」
「!?美優、何言って「黙りなさいって言ってるでしょう?
いいわ、まず華の姿で現れた愚かなあなたに、力の差を見せてあげる。」