spiral"alive"

「…どうやら戻って来たみたいね。」


「敵を倒したの!?」


柚璃の言葉に美優の目の色が変わる。


二人は少し身震いをした。



「あのクソ餓鬼、華に化けて私の前に現れたのよ。私にとっての最大の屈辱よ。舐められたものだわ。」



ドールハウスの敵は、本人がそれを目にした時に想像した人物



その事を言う勇気は、二人にはなかった。




「…ハハ。」


苦笑いを繰り返す二人に、またドールハウスが光輝く。


出てきたのは、二つの光。



「祐介…華!」






< 218 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop