spiral"alive"







次のポイントに向かう為、俺達は中庭を突っ切っていた。




残りの記憶は、あと四つ




もうすぐ、全てが分かる





もう少しで、夾も、学園も救えるんだ





俺の中に、フッと“E”の記憶が頭に浮かぶ。





正直言って、俺達は今まで親父の事なんて何も知らなかった



学生時代も、家族さえも…




けど“E”の記憶を見る度に、少しずつ知っていって




どうして、親父が死んでしまったのか不思議に思った





あの親父が事故なんて、有り得ない




「海っ!!」





< 304 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop