spiral"alive"
俺はオッサンに呼びかける。
「卒業生?」
「あぁ。星組所属だった二宮海だ。覚えてるだろ?」
入学してからもオッサンにはお世話になった
一緒に茶も飲んだし、特訓にも付き合ってもらった
オッサンが俺を忘れる筈無い
「問答無用。撃て!」
「うわぁ!」
銃弾を間一髪避わす。
他の奴等も次々撃ってきた。
「どうすんだよこの状況!」
「落ち着け直。…ここは一旦退くぞ。」
皆は頷いて、美優の側に集まる。
「オッサン…。」
「何してんの海!行くわよ!」
「っ…!」俺は美優の手を握る。
『風よーー』
風は俺達を包み込み
俺達は姿を消した。