spiral"alive"
華のそんな声が聞こえた。
どうやら皆もこの景色が浮かんでいるらしい。
いや、確かに似てるんだけど…問題はそこじゃなく…
『んだよ奏汰。』
機嫌悪そうに少年ーー右京は起き上がる。
『何でそんなに機嫌悪いんだよ!右京が始業式サボるのがいけねーんじゃねぇか。』
『知らねーな。』
右京は大きく欠伸をする。反対に奏汰は焦った。
「…なぁ海、あれってさぁ。」
「渚もそう思うか?」
俺に似てて、『右京』という名前…心辺りがある
多分、アイツは…
「「親父…?」」