こちら新宿中央署刑事課
誰一人として麻倉を見ている人間はいない。
バレないとでも思っているのだろう。
麻倉の犯罪決行予定時間である午後一時過ぎに坂野たちが出てきた。
麻倉が死角となっていた場所から出てきて、猛スピードで坂野たちを追いかける。
そして次の瞬間、三人の中でも一番後にいた西谷の後ろわき腹をナイフで抉(えぐ)った。
「う、うっ……な、何すんだ、貴様」
西谷がバタンと倒れ込むと、麻倉はマスク越しに出分かるぐらいニヤリと笑って、坂野たちをジリジリと追い詰めた。
「その危ないものを伏せろ!」
岩永が怒鳴ると、麻倉が、
「次はおっさんの番だな」
と返し、次の瞬間馬乗りになって、岩永の心臓部へナイフを突き立てた。
岩永が死亡したのを見て取った坂野が、
バレないとでも思っているのだろう。
麻倉の犯罪決行予定時間である午後一時過ぎに坂野たちが出てきた。
麻倉が死角となっていた場所から出てきて、猛スピードで坂野たちを追いかける。
そして次の瞬間、三人の中でも一番後にいた西谷の後ろわき腹をナイフで抉(えぐ)った。
「う、うっ……な、何すんだ、貴様」
西谷がバタンと倒れ込むと、麻倉はマスク越しに出分かるぐらいニヤリと笑って、坂野たちをジリジリと追い詰めた。
「その危ないものを伏せろ!」
岩永が怒鳴ると、麻倉が、
「次はおっさんの番だな」
と返し、次の瞬間馬乗りになって、岩永の心臓部へナイフを突き立てた。
岩永が死亡したのを見て取った坂野が、