電波恋愛
<っと…もうこんな時間か。俺そろそろ寝るから落ちるな?>

竜の言葉でバッと時計を見る私。

時刻は深夜の0時を回っていた。

時間を忘れるほど楽しいってこういう事か。

[わっ、ほんとだっ。私も落ちなきゃだ;;じゃあまた明日ね、竜兄♪]

<俺のあだ名それになったのかよwwwん、じゃあな>

―――竜雅さんが退室しました。

―――姫衣さんが退室しました。

パソコンの電源を切り、ベッドに横になった。

「やば…宿題やってないし…」

ぼそっとつぶやいた途端に睡魔に襲われる。

私は宿題をやらないまますやすや寝てしまった。
< 11 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop