電波恋愛
今はお昼休み。

5時間目は地獄の数学…。

すごくだるい。

そこで蓮が提案したこと。

「三人でさぼらねぇ?」

「賛成!大賛成!」

「ちょっとまずいんじゃないかな?」

真面目な美優は反対気味に言う。

「たまにはいいよ♪」

「そうそう!」

私と蓮は美優を説得する。

「ん~…まぁいっか」

何か吹っ切れたように美優はOKをする。

上着を着て、かばんを持つ。

蓮がクラスの子に

「俺らさぼるから」

と自信満々に告げる。

皆はポカーンとしながら私たちが教室を出るのを見送っていた。

そして先生に見つからないようにそっと抜け出す。

このスリル、緊張感がまた楽しい。
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