電波恋愛
勉強を必死でしてると、竜兄の事は忘れられた。

けど、寝るとき、目を瞑るといつもあなたの事ばかり考えてしまう。

勝手な妄想であなたの顔を想像したり、

彼女と笑いあってる姿を想像してしまったり…

気づいたら寝ていて起きたら泣いているということもあった。

やっぱり、あなたが忘れられません…。



――――――――――――――――――



時は過ぎ受験日当日になった。

「いってきまぁーす」

私はドアに手をかけた。

「あ、ちょっと待ちなさい!」

「ん?」

「これ、おまもり」

よくありますよねー

合格祈願。

けど、すごくすごく嬉しかったよ。

「お母さんありがと!それじゃあいってくるね!」

「頑張ってきなさい!」
< 34 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop