電波恋愛
会場に着くとたくさんの…女子がいた。

女子校だからね、当たり前だ。

もともと男子苦手だし。

「ねぇねぇあの美男美女誰だろう?」

「分かんない…でもすごい綺麗だね!」

誰かがこう言った。

…美女なら分かるけど…男いんの?

ここ女子校だよ?

もしかして可愛い子目当て?

私はその人たちが見ている方向に目をやった。

「お、愛莉ー!」

…私を呼んでるということは…

「蓮!美優!なんで来たの?」

「「応援!」」

蓮と美優は私に向かってピースしてきた。

こんなに優しい友達が持てて私は幸せだよ…

「ありがとぉ…っ」

「受験前に泣かないのー!」

「ふぁい…」

私は涙を拭いた。
< 35 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop