━あの時、あの場所で━
確かにつばさはかっこいい。
部活の時でもギャラリーは何回か見る。
つばさのかは分からないけどきっと間違いない。
「気にすることないよ。つばさくんの彼女はいろはなんだから。」
友達は優しく言ってくれた。
しかしそんな噂は4ヵ月も続いた。そしてファンも多くなっていた。
「なーんか嫌な感じ。」
まぢ意味分かんない。
彼女がいること皆分かってるくせに何でかなー。
「いろはー、お菓子のやけ食いはダメだよー。気持ちは分かるけどさ。」
気持ちが分かる人なんて…いないんだよ…。
こんなことになるなら…付き合うんじゃなかった。
「あたし…帰る。」
「ちょっ…いろは?!」
何よ…こんなことに気付かないつばさもだけどそれを言ってる奴らも最低…。
でも…一番嫉妬しているあたしが最低かも…。
「はー…」
ため息しか…でないかも…。
これから学校も行きたくないし、仮に行ってもまた自分自身が傷つくだけかな…。