━あの時、あの場所で━










あたしと佐久羅は学校に向かった。



「早く行くとこんな感じなんだー。」



佐久羅あたしと同じこと言ってるし…。
遅刻常習犯は言うことが決まってるんだな…(笑)


あたしは佐久羅と離れて自分のクラスに向かった。



「おはよー…」



「いろは、つばさくんがあんたのこと昨日ずっと探してたよ。」


つばさの馬鹿…
何してんのか…



「勝手に…しとけばいいよ。」



「いろは…」



友達はそれ以上は言わなかった。



「昨日の授業教えてー」



「いいよー」



こんな生活の方が今は幸せなのかもね…。
つばさはあの子達と一緒に居れば…。










< 21 / 32 >

この作品をシェア

pagetop