━あの時、あの場所で━
第03章 シンジツ
愛-アイー
ガラッ
教室のドアが開いた瞬間、教室が一気に静かになった。
そこにはつばさがいてすごい顔をしていた。
「つ…ばさ…?」
「来いっ!」
あたしはそのままつばさに引っ張られたままつばさの家に着いた。
「何すんの?!」
「お前最近何で無視する。」
「関係…ない」
今さら…今さら何言ってんの…?
今まで散々あたしを苦しめてきて…
今なら別れてもいいかも…。
「関係ないことはないだろ!」
「ほんとに…つばさって鈍感だよね。こっちがおかしくなりそう…。」
そのあと、しばらく沈黙が続いた。
「ねえ、あたし達、別れ…」