━あの時、あの場所で━
ギュッ
「ごめん、俺今気づいた。いろはが怒ってることってあの噂のことなんだろ?ごめん…いろはを傷つけて…。俺、知ってたけどいろはを傷つけることは嫌だったから…ごめん。」
つばさ…知ってたの…?
あたしのこと思ってて…だったんだな…。
あたしとつばさはそのまま体を重ねた。
「優しく…するから…」
あたしは横に首を振った。
愛を…確かめたかったから…。
「いいのか…?」
あたしは首を縦に振った。
そのままあたしとつばさは朝までやり続けた。
「ん…朝…か…」
そういえば…ここはつばさの家だったっけ…。
もう…つばさいない…。
「いろは、起きたのか。」
「うん。」