━あの時、あの場所で━
あたしとつばさは制服に着替えて学校に向かった。
学校では友達が心配してて、その日は先生にかなりしかられた。
「お疲れ。まあ、3日は休んだからね…。」
「今日から頑張ろ…。」
「そういえば、薪ちゃんが今日は部活来いだって。」
あー、三日も部活に行ってないっけ…。
試合も近いし、薪ちゃんが怒る訳だ…。
「ねえねえ、つばさくんと昨日どうなったの?」
「えっ?秘密ーっ」
こうやって噂も気にせず、友達や彼氏と幸せにいれることがあたしの幸せ。あたしが一番に望んでいたこと…。
あたしと佐久羅は試合でダブルスでは準優勝、シングルではあたしが2位、佐久羅が1位という結果で終わり、つばさもベスト8に入った。
「あー…あの3日は痛かったなあ…。」
「ざまあ見ろ~」
佐久羅…友達じゃなかったら殺してる…。
このうざさ上級だわ…。
でも…友達との愛…。
そして彼氏との愛もあたしは満たされている…。
ほんとに幸せなんだな…。