━あの時、あの場所で━
隠された真実
そして試合も終わり、クリスマス。
いつもなら友達と過ごすところを今年はつばさと過ごすつもり。
「つばさ、今年のクリスマス…」
「あー、ごめん。クリスマスは無理なんだ。」
「そっか…」
クリスマスはって…何かあったのかな。
あたしはそのまま友達と過ごした。
心に穴があったまま…。
「つばさくん、一緒に過ごさないの?」
「うん…」
「ねえ、聞いた話なんだけど。つばさくん、ちょっと前に彼女が居て、その彼女の命日らしいよ…クリスマスって…。」
何…それ…。
彼女居ないって言ってたじゃん。
しかもその彼女の命日がクリスマスだなんて…。
「ごめん、用事思いだした。行っていい?」
「行ってらっしゃい」
つばさの馬鹿…
何で言ってくれなかったの?
何で嘘何かついたの?
嘘つかれたことが一番苦しいよ…