━あの時、あの場所で━












そして朱美の噂も流れ始めた。
病気だとか親が離婚したとか…。



「なあ、朱美。そろそろお前の秘密教えてくれないか?」



「…分かった。教える。」



なんだよ、以外とあっさり教えてくれるのかよ。
そんなに簡単なことなのか…?



「あたし、死ぬの…」



「は?」



「それ以上は言わない。」



そう言って朱美は走って逃げた。


あいつ…何言ってんの?
冗談にしてはひどすぎるし…。


そう言ってから朱美は本当に学校に来なくなった。
俺も朱美とは自然消滅としてとらえたまま生活していた。
でも…俺は朱美を諦めていなかった。


そしてクリスマス。
一緒に約束していたが…



「無理そうだな…」



~♪~♪~♪~♪~











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