メンドーをおかけシマス
こ、こわいっ!

あの男、
もしかして・・・
やのつく人?

いやいやいや!

そんなわけ、ないよね?

でも、こわっ。

私なら怖くって逃げ出してる。

「あ、明日。
明日の朝、
みんなが来る前にちゃんと
仕込んでおくから。 大丈夫!」

奈々美、声がうわずってる。

「ほんとだな?」

男のすご味のある声に
奈々美は震え上がった。

優衣も怖かった。

見つかったら、
ただじゃすまいよね?

こっ声、
ださないようにしなきゃ。

いっ息もまずいかなぁ?
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