ﾒﾝﾄﾞｰをおかけｼﾏｽ

１つの学年に女子部員が５人いるのって
なかなかありえない。

５人ウンメイ共同体だなんて
郁美が言ってたケド、

本当にそうかも。

だから、 ５人とも仲がいい。

｢沙南、キャプテンとして浦先に抗議してよ。｣

口をとがらせながら優衣が言うと、

｢そうそう、キャプテン。お願い！｣

と亜由美がちゃかしながら同意した。

｢冗談！
ンなこと言えるワケないっしょ。
だいたいキャプテン、キャプテンって
こんな時だけ持ち上げるんだから。｣

私があわてて両手を振って
ムリなのをアピールすると、

羽瑠がためいきついて

｢沙南にそんな度胸あったら、
今頃ウチらゆる～い稽古してるって！｣

うっ・・・あってるだけに・・・

｢うんうん、それは言えてる。｣

郁美もオーバーにうなづいた。

チェッ、