メンドーをおかけシマス
「優衣!
今日の女子、
いったいどうしたんだよ?

3年が5人ともいないなんて、
後輩にしめしつかないだろ?」

やっぱり怒ってた。

めずらしい。

いつもは
羽瑠や私がきっつ~く
後輩叱ったり、
部員に、
ばしっとカツを入れたりするのを、
沙南のつぎに、

『まぁまぁ、穏便にすませようよ』

って、 なだめるほうなのに。

でも、
こうして男子キャプテンとして
女子の行動を注意してる海斗は、
いつもと違って頼もしく見える。

これって、
私が海斗のこと
ちょっと意識してるせいじゃないからね。

今の海斗は、
誰が見ても頼れる男に見えると思う。

あのことも・・・

今の海斗になら話せそう・・・
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