メンドーをおかけシマス
兄貴の声??

って、何で??

兄貴、仕事じゃねぇの??

最近、
ちょっと難しい事件抱えていて
大変なんだって、
このあいだボヤいていたよな??

バタン!!!俺の部屋のドアが開いた。

俺は、
ベットに座って
開いたドアの方に目をやった。

兄貴だった。

「兄貴!
いくら兄貴でもノックくらい・・・」

兄貴の険しい顔に、
俺はことばにつまった。

「祥平、部屋をあらためるぞ。」

「ちょっっ!どういうことだよ??」

俺は、 兄貴と一緒に
ドヤドヤと無遠慮に
部屋に踏み込んでくる
制服の警官たちに
戸惑いながら問いただした。

すると、 兄貴はため息をついて、
つらそうな顔を俺に向けた。
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