君の隣で…
あたしは何も言えず固まっているしか出来ない


「つっ―――――
その顔、余計そそる」


げっ何か健兄ちゃんを活性化させてしまったらしい


「俺、我慢出来そうにないわ」


そう言って健兄ちゃんの顔が近づいてくる


「健兄ち―――――


あたしの言葉は健兄ちゃんの口付けによって遮られる


あたしの目からは何故か涙があふれだす


悲しい訳じゃないのに涙が止まらない


「なんて冗談だよびっくりしたか?」


「もうっ本当にびっくり――――


またあたしの声を遮って健兄ちゃんの携帯が震える










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