愛のカタチ
「怒ってねぇから 笑  俺、帰るわ、ありがとな」


「おー、じゃあな。今度何かおごるからな。」


「ん。じゃあなー」





1年生の片付けをしている部員にも声をかけられながら体育館を後にした。






教室にかばんを取りに戻る。


空が眩しいくらいに赤かった。





さっさと帰るか。





廊下にはもう人がほとんどいなかった。


みんな部活を終えて帰ったか、部室にかばんを持っていったかで校舎に戻ってくる必要がないからだろう。





教室の扉を開けた。


誰も居ないと思って勢いよく開けてみる。





俺、変人だわ 笑





と思って笑いかけたとき鉛筆が落ちる音がした。





やべぇ、人いたのかよ。
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