色、光。





俺が手を握ると母さんは微笑んだ。



「光…母さん…ずっと見て…るから。」

「何死ぬ人みたいな事言ってんだよ!」




「…ごめん…ね…。」

「………っ。」



母さんは親父にも手を伸ばした。


「父さ…ん。光の事…お願いしますね…。」

「…ん。」


親父は無愛想に返事をした。





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