色、光。
「結局死ねなかったのか、俺は。」
こんな時だけついてるんだな、俺は。
なんなんだよ、…なんなんだ。
なんなんだ。なんなんだなんなんだ!
「…なんなんだよ、てめぇら。」
「ひ…、光君?」
俺の中で何かが弾けた。
「なにが、光君?だよ、糞ババア。
母親面してんじゃねえよ!
さっさと親父と家帰れよ!
家に俺いねえんだから
せいせいすんだろうが!」
「光、辞めなさい。」
親父が割って入る。
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