pinkな関係 桃華×悠【完結】
「やっと二人になれた」



みんながいなくなったことを確認すると悠が呟いた

他校の生徒も帰ったグラウンド



「悠、すごかったね」


あたしは悠の隣のあいたベンチに座る




「桃華の声、聞こえた」




「え?」




「俺の名前呼んだろ?」



呼んだ・・・


けど、女の子の声に完全に消されたと思ってたのに



「聞こえたの?」





「聞こえたよ。」



悠の柔らかい笑顔が夕日に照らされる







好きすぎて・・・




なんだかオレンジ色が切ないよ・・・


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