pinkな関係 桃華×悠【完結】
2月の街中は鮮やかなハートやピンクに彩られていた


バレンタイン。



売り場では女の子たちが楽しそうな顔であっちこっちと物色している

好きな人のことを考えてキラキラさせている瞳





そんな彼女らを横目にあたしは悠についてあるく



「着いた」


ある店の前で悠が足をとめた




普段入ることがないような高そうなブティック



「ここ…?」


なんか…すごいお店なんですけど・・・




街中を二人で歩くことに抵抗があったあたしに

だれにも会わない…そう言った悠の言葉の意味がわかった気がする




高校生がくる店じゃないよね…


そんなあたしにはお構い無しに悠がお店のドアを開けた

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