pinkな関係 桃華×悠【完結】
広い原っぱではこどもたちが走り回っていた


あたしと直人は広場の脇のベンチに並んで座った



「直人…あのね…」



もう3月なのにひんやりと冷たい風が吹く




「あたし…好きな人がいるの。」



悠と逢わなくなってからますます悠のことばかり考えるようになった

朝目覚めてから夜眠りにつくまでずっと悠のことが頭から離れない




「だから…直人とはやり直せない。…ごめんね…」



直人はあたしの言葉を最後まで何も言わずに聞いていた





< 265 / 326 >

この作品をシェア

pagetop