pinkな関係 桃華×悠【完結】
ツカツカと飛田悠の目の前に戻る

「勝手に名前呼ばないで!」




それだけ言ってロッカーへ急いだ




もぉぉ!!腹が立つ!

顔を見てるだけでイライラする

しかも呼び捨てってなんなのよ!



荷物をとると急いでクラブを抜け出した




一歩外にでるとすぅーっと落ち着いた空気が流れる


ふぅ・・・



今までの騒音がまるで夢の中のようだった




「桃華。」



後ろから聞こえる声にゾッとした



はぁ・・・まだ夢から抜けてはいないようだ




「だから・・・名前呼ぶなって言ってるでしょ!?」


振り返ると制服とは違う大人びた男の子

そのギャップになぜかドキッとした自分がいた




「バカ。」




「は?」


バカだって?




「先生って呼んでいいの?」



う・・・・それはまずい




「それにしたって・・・言い方あるでしょ?三ツ木さんとか桃華ちゃん・・・とか」


あぁぁ・・・苦しい・・・


言い返せない・・・そんな自分に嫌気がさした

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