pinkな関係 桃華×悠【完結】
「桃華の家近い?」


あたしの動揺なんて全く気にしていない




「タクシーだけど何?」


脱力したまま答えるあたし。





「じゃぁいこ」


それだけ言ってあたしの手を握った




手を引かれて歩く


だめだ・・・思考回路がついていけない
完璧にコイツのペース



少し歩いて明るいところまでくるとパラパラと人通りがあった


すれ違う若い女の子たちの視線を感じる



ん?



もしかして・・・


コイツをみてる?




あぁそっか。

この男、無駄にカッコいいんだった・・・



どこからみても高校生にはみえない

綺麗な顔立ちにおしゃれな大人っぽい私服

なんだかモデルみたい・・・


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