pinkな関係 桃華×悠【完結】
「そんな顔しないでくれる?」




「え?」





「この状況でそんな顔されるとマジで抑えがきかなくなる」






ようやく理解した頭をあたしはブルブル横に振った


呆れた顔をしてあたしの上から姿を消した

そして、あたしの腕を引き起こしてくれる





その腕を掴んだまま・・・




「好きな人としか出来ない・・・とか言うんだろ?」




そんなの・・・



「当たり前じゃん」






「俺を好きだと言う女は俺に抱かれたいとか言う。本当の俺を知らないくせに、営業スマイルの俺を見て言うんだ。」


あ・・・・・っそ。

それもこれも顔がいいから仕方ないかもね

なんか芸能人みたいじゃん。



「じゃぁその子としたらいいじゃん」




やりたきゃ相手はいくらでもいる

贅沢なヤツめ。




「桃華は本当の俺の顔をしってる」



全然知りたくなかったけど。






「桃華に抱かれたいって言われたい。」




バカだ・・・


単純バカだ・・・





「言いません。」



あたしはすかさずきっぱりと答えた
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