嘘つきな彼女

「よ……かったぁ」



安心し過ぎて座り込みそうになった。



“華”が胸元に手を当ててホっとした顔をすると、単純な男子は騙される。



すれ違った男子高校生の集団が、顔を赤らめているのが見えた。



頭にインプットして、FanFareを目指す。



……私は本当に安心してるんだけどね?

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