嘘つきな彼女
第4章

男には計算


「きゃはははっ!石田さん、面白ーい!」



いい加減、声枯れそう。



しかも、手どけてよ。



私がテーブルに置いた手には、石田の手が重なっている。



さすがにここまで禁止されてるわけじゃないから、注意もできない。



でも……何か、おかしいんだよ。

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