嘘つきな彼女

「……花子?」



声も表情も変わってない。



中学の頃のまま。



だから私も、言い逃れなんてできない。



この髪を、敦が思い出せないわけがない。



遊ぶ時くらいって、気を抜くんじゃなかった。

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