【短】尽忠男




「あ、慶二おはよ!昨日はありがとね」


朝一で志維に会えるなんて…増して、笑顔で話しかけられると思わなくてテンションが上がる。


あー…やっぱ好きだわ。

志維かわい過ぎる。


「いいって。役に立ててよかった」


それは俺の心にある本当の言葉。

志維のためなら何だってするから!


「まじ慶二はいい奴だよねー」


そ、それはどういう意味で?


……気になる。


「あ、あのさ…志維は俺のことどう思う?」


ん?と俺の顔を見た後、また綺麗に即答してくれた。


「ただの友達」


あっそ…。

全然心揺れてねーのな。
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